何回くらいで改善しますか?

そのような疑問が浮かぶのは自然なことです。1日もはやく治りたいし、治るまでどのくらい必要なのか?見通しを知りたくなるものです。

「改善感」であれば、早い人は初回から感じていただけますが、痛みが出なくなるまでにはどれくらいかかるか?

実際にお身体を検査させていただき、状況を詳しく伺うまでは、残念ながら答えが出せません。

お1人ずつ何もかもが違うからです。回復力、環境、既往歴、生活習慣、痛みの感じ方やストレス度合いなどをこちらで理解した上での判断となります。

ざっくりと言えば、

  • 「急になった場合」は短い期間で改善する
  • 「長年にわたり積み上がった場合」には長い期間が必要

「長年にわたり積み上がった」というのは、自覚症状の長さではありません。自覚症状が出る前に、原因が積み上がっているだけの期間があります。その期間を指しています。

まとめると、図のようなパターン(傾向)にわかれます。

 

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あなたが、もし電話で、次のような質問を受けたらどう答えますか?

「今食べている鍋が辛くて困っているのですが、どのくらい甘さを足せば良くなりますか?」

答えにくくないですか?

答えにくいのはなぜでしょう?

それは現状が分からないからです。そもそも「どのくらい辛いのか?」がわからないのですから判断できません。

お体も同じで、どれほどつらいか、どんないきさつで悪くなったかをご説明いただいてもおなじです。

実際に検査させていただいて、今のお体の状態を把握してはじめて見通しが立つのです。

ごく一般的に言えば、

  • 痛みよりしびれの方が、かなり長い期間が必要
  • ほとんどの場合、自覚症状が始まるよりずっと前から悪くなっている
  • 痛みとりは短期間でできますが、すぐぶり返すので、「整体を受けてもその場だけしか効果ない」となってしまう
  • ぶり返さないためには根本的な解決が必要で、そのためには自己治癒力を上げる期間が必要になる

などがあります。