痛みが取れて良かった?

DSC02143先日のことです。

この1年間どこへ行ってもなおらなかった60代で股関節痛の方の、痛みをとらせていただきました。

ところがその直後に、ウェイトリフティングで肩を痛めてしまわれたのです。

お聞きした時、最悪の事態になったと悟りました。

練習の鬼のような方ですから、股関節痛で思うようにできなかった分を一気に取り戻そうとされたそうです。

時期的にも追い込まれてらっしゃいました。県代表で全日本への出場まであと一歩なのです。ご年齢から、今年が最後のチャンスとお考えでした。

ですから私も「何とか出場していただきたい」私もその一念で、最善を尽くしました。それがいけなかったのだと、今では分かります。

その日、股関節の痛みが無くなったので、「よっしゃ!これならいけるやろ」と帰宅されずジムへ直行されたのです。

100kgほどのリフティングで、肩にズキっときたそうです。

残念ながら、切れた肩の筋繊維を数回でつなげるのは整体ではムリです。整形外科でも無理です。

とにかく肩を休めて、筋肉が自己修復するのを待つよりありません。

整形で処方された湿布は全然効かないからと、その後も何度かお見えになりました。

しかし、自己修復力を上げたり、まわりの筋出力を上げることで傷ついた筋肉の負担を減らすことはできても、外からつながることはできないのです。
この一件で学んだのは、「痛みを取り切ることが最善ではないかも知れない」という事です。

整体関係で著名な師たちは、「5分くらいがちょうど良い」と昔から仰っいます。

「痛みや不調を5分ほど残しておけば、患部をいたわって生活してくれるので、なおりが早い」との考えを含んでいます。

今回の一件、胸に刻みます。

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