ストレッチしてますが、なかなか改善しません

「運動前にはケガ予防のためにストレッチすると良い」

昔はそのように考えられていました。それが常識でした。そして、もしケガをしたら、運動前のストレッチが足りなかったと反省したものです。

ですが、最新の研究で、運動する前に「あるストレッチ」をすると、運動能力が落ち、怪我のリスクが高くなるという研究結果が出ています。

そのストレッチとは、一定時間同じ姿勢で伸ばすストレッチです。

ストレッチをすると筋肉や腱は、伸ばされて緩んでしまいます。

ですから、運動前にストレッチをすると、筋肉の瞬発力が落ちてしまいます。

関節周りの筋肉が伸ばされ収縮力・瞬発力が失われると、緩んだ筋肉が関節をキチンと保持できなくなり、ケガが起きやすくなってしまいます。

また、強制的に引き延ばすことで、筋肉は反発して固くなります。

体操の内村航平選手、ストレッチをまったくしない方ですが、パフォーマンスは日本一。柔らかさも、故障のなさも日本一ですよね?

一般的なストレッチは望むのとは逆方向へ行くことが多い、と感じています。